ましゅまろ。の劇甘街道

すきなたべものはめろんぱん

ニュートラルエルフを紹介してみた【シャドウバース】

 

初めましての方は初めまして。

ましゅまろ。です。 7月のエルフ勝利数ランキングやGamewithさんに寄稿した記事を読んで名前を知った方が多いと思います。今回は最近ちらほら見かけるニュートラルエルフについて自分の考え方を示していきます。

 

 

 

なぜ記事を書こうと思ったか…?

前回はOTKエルフを使ってみたい人に向けて記事を書きましたが、今回はニュートラルエルフの一例の紹介になります。自身、ランクマッチのクラス別勝利数で最終1位を取った時や新環境で4~5日でグランドマスターになった時に使用していたデッキタイプであり、普段使っていて強いと思ったカードや環境が変わって採用理由が新たに加わったカードがどういった経緯で使用されているかを説明したいと思い記事にすることにしました。

 

また、BO3で非常に安定して勝利を取ることが出来るデッキが完成したのでRageでニュートラルエルフを使用するかもしれない人に向けて参考になればという意図もあります。

 

 

ニュートラルエルフとは…?

ニュートラルエルフとはその名の通り従来のエルフデッキよりもニュートラルカードを多く採用したデッキのことを指します。

 
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7月に新しく追加されたカードによりエルフクラスはBB(Beauty&Beast)、エルフの双撃、フラワープリンセスなど手札のニュートラルカードの枚数によって非常に強力な効果を発揮することが出来るためそれらのカードを軸としたニュートラルエルフというデッキタイプが誕生しました。OTKエルフやアグロエルフと異なり、スタッツの高いフォロワーを展開することで強い盤面を形成してBBを無傷で着地させる事をコンセプトに添えたデッキになります。

 

以下はニュートラルエルフの軸カードになります。

 

 

ビューティ&ビースト(6/7/8) メインアタッカー
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効果により消滅や変身されない限り盤面除去しかする事の出来ないカードであり、スタッツも進化後9/10と非常に強力なカードです。ニュートラルエルフの基本的な勝ち筋はこのカードを着地させて一気に点数を削ることであり、BB1枚を大きな勝ち筋に添えているくらいこのカードは止められにくく、盤面が有利であるほどその勝ち筋は太くなります。

 

癒しの奏者・アンリエット(7/4/5)
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6ターン目で着地させたBBを2回動かします。これにより18点のダメージを与えて顔面を削り切ったり強力なフォロワーを除去しながら再度体力を回復させて9点のダメージを与えることが出来ます。

 

エルフの双撃  天界への階段
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ニュートラルエルフにおいて非常に強力な除去スペルとドローソースになります。エルフの双撃は対アグロデッキの序盤に有利に立ち回る事の出来るカードであり、中盤以降はBBの前に並べてきたフォロワーや守護を剥がす役割を果たすので腐りにくいです。天界への階段は優秀なドローソースであり、BBの着地率を高めるだけではなく序盤にフォロワーを出しながらもBBの追加効果を得るための条件をクリアする事が出来ます。新弾の追加によりこのカードが加わった事で今まで手札を一定枚数保つために採用していたカードの必要性が薄まり、全体的にパワーのあるデッキを組むことが出来るようになりました。

 

ヘクトル(5/4/4)
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先述した通り、BBを通すためには盤面を有利に形成する必要があります。ヘクトルニュートラルカードを多く採用したデッキと噛み合っているカードであり、盤面に4/4のスタッツを置きながら3点のダメージを与える事が出来ます。3点を与えて置き進化する事で次ターンに相手が6/6スタッツに対して有利交換を取らなければBBが無傷で着地してしまう→9/10を取れないままアンリエットで詰められるor守護を並べられて倒せなくなるという展開が生まれます。

 

 

ニュートラルエルフのデッキの組み方

実際にデッキを組んでみましょう。今回も参考として自分が組んだレシピを掲載します。Rage用に組んだ構築なのでBO3に向いています。


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はじめに、先述したニュートラルエルフに欠かせないカードを3枚採用しました。前回同様、メインの勝ち筋を厚くしたいので3枚採用しています。次に取り巻きについてです。BBを無事に着地させるために序盤を有利にするカードや進化権の切れた後・BBが処理されてしまった時に相手の顔面を削りきるためのカードが必要になります。そのために以下のカードを採用しました。

 


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ニュートラルエルフはアグロデッキに対して強いという特徴があります。その特徴を上手く活かすためにアグロに対して強い守護やユニコといったカードを採用しています。また、守護において心優しき木人はグリームニルよりも一回りスタッツが高く、多く見られる3点ダメージ系スペルを使われても盤面に残ります。大梟は以前まで4コスト帯で採用していたアリスが大幅なナーフを受けたことにより、代わりに採用したカードです。自分が使い始めてから認知・採用が深まった以前までは使われていなかったカードですが、盤面形成には非常に強い役割を果たします。

 

フェリアやリリエルを採用せずセクトールを採用している意図や他3,4コスト帯にカイザやフラワープリンセスなどの強力なカードがありながら採用していない理由は次に採用したカードと併せて説明します。

 

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これらはランプドラゴンによく採用されているカードです。ニュートラルエルフではあまり採用されないカードですので採用した意図を詳しく説明出来たらと思います。

 

まず、先述した通りニュートラルエルフの主な勝ち筋は盤面を有利に形成してBBを着地させて倒されないようにすることにあります。進化権は先攻に2回、後攻に3回ありますが主な勝ち筋を通すためには先攻なら5,6ターン目に後攻なら4,5,6ターン目に進化権を使い切ることがほとんどでした。また、天界への階段は初手で置けた場合でも割れるのは6ターン目以降なので天界への階段で引いたフォロワーで進化権を切れるのはほぼBBかスタッツの高いフォロワーに限定されてしまいます。そのため、天界への階段で引いたフォロワーは進化権が無い7ターン目以降に活躍出来るカードが好ましいです。自身の構築には木人や大梟などのスタッツの高いカードを多く採用しているので後攻4ターン目においてもそれらのフォロワーに進化権を使う事がほとんどだったので(次のターンに相手に処理を強要させることで優位を取れるので)、進化権のない7ターン以降で腐らないセクトールを採用しました。

 

またサハクィエルイスラーフィール・ゼウスは進化権がなくても強力な展開が出来る優秀なカードです。従来のニュートラルエルフは進化権が切れると人参などの低コストフォロワーを並べるなどといった展開が多かったですが、終盤において低コストフォロワーを並べて勝てる試合はあまりありませんでした。また、ニュートラルエルフはAOEが無いため相手に展開を許してしまった場合やヘクターに対してはかなり劣勢になります。そこに対して低コストフォロワーを採用せず、これらのカードを採用することで擬似的なAOEや盤面展開を図ることが出来ます。サハクィエルセクトールとも相性が良いです。

 

低コストフォロワーを採用しない事で階段で引くカードも全体的に強くなりますが、代わりに対アグロや超越に対して勝てなくなる可能性が出てくるのが普通です。しかし、ニュートラルエルフは元々対アグロデッキには有利に立ち回る事が出来るし超越に対しては低コストフォロワーを採用したところであまり勝敗は変わらないうえ、サハクィエル+ゼウスによって勝つ可能性が上がります。他カードで以前使った事のあるギルガメッシュの役割も果たすことができ、終盤に非常に重宝しました。採用枚数はこのバランスが一番好きです。

 


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最後に純心の歌い手と僕の採用についてです。純心の歌い手は2ドロー効果の代わりに3/1/2とスタッツが低いのでコンセプトと反しています。しかし、今回は天界への階段により強力なカードをドローする事が出来るデッキ構成になっているのでカイザやフラワープリンセスの代わりとして採用しました。スタッツは低いものの2ドローにより階段が無くても充分に他のカードの効果を発動させる事が出来るし、カイザの人参やフラワープリンセスで余ったフェアリーに階段が加わるとドローが燃えてしまいます。この燃えた強いドローが人参やフェアリーに消されてしまうのが弱いと感じたので他の手札枚数を増やすカードは採用しませんでした。

 

クリスタリア・リリィこと僕はバハムートの代わりとして採用しました(๑>؂<๑)

 

元々AOE兼終盤に使えるバハムートや終盤削りきることを意識したジャングルの守護者を採用していましたが、そもそもコンセプト上10ターン目まで伸びる試合がほとんど無く事故にも繋がったので死の舞踏などの確定除去を入れようとも思いましたが、事故率を減らすためにクリスタリア・リリィを採用しました。これまで採用したエルフカードは9枚のみなのでクリスタリア・リリィの採用に抵抗は特にありませんでした。2枚がちょうどいいです。

 

 

他のカードに関しては個人的に優先度が低かったための不採用ですので各々使いやすいカードがあれば入れ替え使ってみてください。また、使用感が良かったカードがあれば教えていただければこちらも試してみようと思います。なぜ不採用なのかについて聞きたいカードがある場合もTwitterにリプライください。個人的に大梟を採用する場合は階段発動後にも効果が発動することを前提にしているのでエルフカードを多めに採用したり大梟を3枚採用することはおすすめしません…。

 

 

 ニュートラルエルフのマリガン・立ち回り

マリガン編

先攻・後攻

エルフカード(同カードは1枚まで)

天界への階段

大梟

をキープ(アグロデッキが考えられるデッキには軽めの2,3コストフォロワーを探す)

超越にはエンハンスで階段を割りましょう。

 

エルフカードをキープするのは、デッキタイプ上ドローしたカードがニュートラルカードでないと効果が発動しないという事がよく起こるためトップがニュートラルカードになる確率を上げる目的があります。理想的なムーヴは階段→2コストフォロワー→木人→大梟→ヘクトル→BB→アンリエットです。この場合、ヘクトルが盤面に残らない以外はほぼBBのターンに階段で引ける(ヘクトル出した後の相手のターン中に階段が割れる)ことになります。

 

立ち回り編

めちゃめちゃ説明したので割愛します。

 

 

以上がニュートラルエルフの解説になります。もとはニュートラルヴァンパイアに勝つために組み始めたのが発端でしたが新カードが多く、発表された段階からビルドに携わる事が出来て愛着があるデッキです。色々使いやすいように弄って参考にしてくれたらと思います。質問・意見がある方は気軽にTwitterにリプライください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

ましゅまろ。(@marshmallow_VGC)

Shadowverse GM & Elf ranking season14 1st.